「クリーム・トルタ(アルバニルのトルタ)」とは?
メキシコのアグアスカリエンテス州でとても人気のある庶民的な食べ物が、「クリーム・トルタ」です。
「トルタ」とはメキシコ風サンドイッチのことですが、クリーム・トルタはとてもシンプル。
中身は:
ボリージョ(メキシコのパン)
「クレーマ」と呼ばれるサワークリームのような乳製品
ハム
酸っぱくてピリ辛い酢漬け唐辛子(チレ)
この組み合わせはとてもシンプルで素朴ですが、一度食べたらやみつきになる味です。
「アルバニル」とはスペイン語で「建設作業員」や「職人」の意味です。
1950年代頃、アグアスカリエンテスでは、建設現場で働く人々が安くて早く食べられて、しっかりお腹を満たせる食事を必要としていました。
そのときに生まれたのがこの「クリーム・トルタ」です。
材料が安くて手軽で、エネルギーも補給できるので、朝ごはんやおやつとして広まりました。
今でも市場(メルカド)、屋台、学校の前などで手軽に買える人気のストリートフードです。
シンプルで安くてボリューム満点
濃厚なクリームと塩気のあるハム、酸っぱくて辛いチレの組み合わせが絶妙
子どもから大人までみんな大好き
「懐かしい味」として、地元の人にとって特別な存在
まとめ
「クリーム・トルタ(アルバニルのトルタ)」は、アグアスカリエンテスの文化を感じられる一品。
豪華ではないけれど、心もお腹も満たしてくれる、優しい味です。
メキシコに来たら、ぜひ一度食べてみてください!